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 スバル・オーストラリアは2015年に、前年比7.6%増となる4万3600台の自動車を販売した。これは、オーストラリア自動車市場全体の伸び率3.8%を上回るものだ。

 特に好調だったのはリバティ(レガシィ)とアウトバックだ。リバティは前年比294%増となる約3000台、アウトバックは前年比345%増となる8470台を販売した。

 好調な売上を記録したものの、現状、スバルの生産能力は限界状態にある。オーストラリアの、そして世界の需要に見合うだけの量を供給できていない。

 スバルもこの点は熟知しているようだ。アメリカにあるスバルの製造拠点「スバル・オブ・インディアナ・オートモーティブ」では、インディアナ工場の生産台数を今後増加させていく計画だ。工場の拡張に加え、トヨタ「カムリ」の受託生産を今年で打ち切る。同社は2016年の世界販売台数として、100万台以上を見込んでいる。

 昨年、オーストラリアでのスバルの市場シェアは3.8%に増加した。これは2010年に記録した過去最高の3.9%に迫る水準だ。また、オーストラリアは昨年、史上最高の自動車販売台数を更新しており、市場シェアの伸びたスバルも同様に、過去最高の販売実績となった。スバル・オーストラリアによれば、これまでに過去18年で16度、自社の過去最高記録を更新してきたという。

 スバル・オーストラリアの社長、ニック・シニアは、2015年の結果には満足しているものの、これ以上の販売拡大には今後数年を要するだろうと予期している。

「我々はまだ市場シェア4%に到達したことがない。だが、それを達成したいと努力している」と、ニック・シニアは、現地時間2月25日に行われた2016年モデル「フォレスター」「リバティ」「アウトバック」の発表記者会見場で、motoring.com.auに語っている。

「供給の問題が解決されるまで、販売の拡大は抑制される。我々は既に日本の工場の生産能力を増強した。そして、現在アメリカの工場でも拡大中だ。しかしそれでも、今年あるいは来年まで、オーストラリア市場へ新車の割り当て台数を増加させるのは難しい」

「今の勢いを維持し、年間で1000から2000ほど販売台数を上乗せできるとすれば、それは2年、3年先の話になるだろう」

 同氏はさらに興味深い話を聞かせてくれた。旺盛な需要が供給を上回る現在、スバルでは工場で生産した新車をすぐに輸送し、一ヶ月以内に各国の店頭に並べている状態だという。

「今我々が注文を受け付けているのは、今月製造予定の新車だ。昨年12月には、販売した新車のおよそ10%が同じ月に製造されたものだった。工場で出来立ての新車はいかがだろう? 12月始めに日本からオーストラリアへ向け輸送され、クリスマス前に到着し、年末までには顧客の手に届いたようだ」


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Supply problems hindering Subaru sales growth - motoring.com.au