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 イギリスの自動車雑誌「Auto Express」が独占入手した情報によると、フォルクスワーゲンは、プリウス対抗となるハイブリッド専用車の投入を計画しているという。

 車名は「XL3」となる見込みで、燃費は1英ガロンあたり94マイルを目標としている。これは、ヨーロッパで採用される100kmあたりの燃費表示で「3リットル/100km」に相当し、車名もこれにちなんだものだ。かつて、同社が限定生産していた超低燃費車「XL1」は、ディーゼル燃料1リットルで100km走行することができた。

 ヨーロッパより厳しい測定方式を採用するEPA(米国環境保護庁)基準では、XL3の燃費は50~60mpg(21~25km/L)程度になるかもしれない。プリウスのEPA基準燃費は、最も低燃費のグレードで56mpg(23km/L)だ。

 パワートレインは、同社の1.4リッター4気筒ターボエンジンをデチューンして搭載。気筒休止機構を採用し、燃費を向上させる。さらに、エンジンとDSG(デュアルクラッチトランスミッション)の間に電気モーターを配置。モーターの出力は30kW(40馬力)で、小型の高電圧リチウムイオンバッテリーを組み合わせる。

 モーターとバッテリーのみでの走行距離は、数キロメートルほどだ。エンジン効率の悪い、車の低速域や加速時に、モーターだけで走行し燃費を改善する。

 現在、フォルクスワーゲングループは、プラグインハイブリッド車の開発に力を注いでいるが、ますます厳しくなる環境規制に対応するためには、旧来型のハイブリッド車の拡充も必要不可欠だろう。

 特に、ハイブリッド専用に設計された車は、既存車種にハイブリッドシステムを組み合わせた車と比べ、燃費で優れる場合が多い。近年では、各社でハイブリッド専用車の開発が進んでいる。

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Source: Volkswagen dedicated hybrid Prius fighter to be called XL3?
All photos by: Volkswagen XL3: new hybrid and electric car to target Prius | Auto Express