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コンシューマーレポート紙が選ぶ「ベストカーオブザイヤー2016」

 アメリカの消費者組織が発行する「コンシューマーレポート」紙は、毎年「ベストカーオブザイヤー」を発表している。自動車をセダンやSUVなど部門別に審査し、100点満点で点数化。その部門で最も優れた車を選ぶ。選出基準は第1に、コンシューマーレポートが行うロードテストで、優秀な成績を収めることが条件だ。さらに、以下の3点を考慮に入れて決定する。

①同紙を購読する74万人の自動車オーナーから寄せられた、車の問題に関する報告および信頼性の評価。
②同オーナーへ行った車の満足度調査の結果。
③道路安全保険協会(IIHS)、国家道路交通安全局(NHTSA)が行う衝突安全性試験の結果。

 最も優秀な車を決めれば、おのずと最も悪い車も判明する。以下の10台は、それぞれの部門で最低点を記録した車だ。

超小型車:三菱 ミラージュ


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 安い車だからこそ、品質も悪いのかもしれない。ミラージュは総合34点、ロードテスト29点を記録した。

 特に評価が悪いのは、75馬力しかないエンジンの貧弱さだ。さらに、コンシューマーレポートはミラージュの室内を「安っぽく、狭く、装備は限定的」と評している。道路安全保険協会が行った「スモールオーバーラップ衝突試験」の結果も悪い。この車の利点を挙げるとすれば、37mpg(15.7km/L)の燃費だけだ。

小型車:フィアット 500L


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 500Lは総合31点、ロードテスト50点を記録した。総合31点というのは、今回調査された全ての車の中で最低の点数だ。また、最も信頼性の悪い車にも選ばれている。

 不自然な運転席位置、硬い乗り心地、2列目フラットシートが低評価の原因となった。オーナー満足度は平均を下回り、これはオーナーが購入を後悔しているということを意味する。ミラージュ同様、衝突安全性も悪い。

中型セダン:クライスラー 200


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 200は総合51~53点、ロードテスト63~66点を記録した。近年激化する中型セダン市場のなかで、この車は魅力を失っていった。「一昔前の車のような乗り心地」とコンシューマーレポートは評する。

 指摘される欠点は、エンジンパワーの低さ、不安定で荒い足回り、鈍い操縦性で、評価されるのは車内の静粛性くらいだ。中型セダン部門で、総合点・信頼性ともに最低評価を受けている。

高級小型車:メルセデス・ベンツ CLA250


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 CLA250は総合53点、ロードテスト64点を記録した。この車はエンジンとトランスミッションの繋がりが悪く、アクセルへの反応性が鈍いと指摘される。車内は狭く、静粛性に欠け、各種内装部品の配置も使い勝手が悪い。さらに、信頼性の評価とオーナー満足度は平均を下回っている。

高級中型車:リンカーン MKS


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 MKSは総合59点、ロードテスト66点を記録した。この車の発売は2008年と古く、時代遅れの感は否めない。エンジンは改良すべきだし、窮屈な車内は視界の悪さを増幅させている。乗り心地は特筆すべきこともなく、トランクは開口部が狭いため扱いにくい。

ファミリーSUV:ダッジ ジャーニー


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 ジャーニーは総合45点、ロードテスト64点を記録した。この車は一見、広々とした車内を持っていそうに見えるが、その実は正反対だ。エンジンは鈍重で、燃費も非常に悪い。衝突安全性、信頼性の評価ともに、平均を大きく下回る。レンタカーで借りるでもない限り、この車に乗るのはやめた方がいいとまで、コンシューマーレポートは述べている。

高級小型SUV:ランドローバー ディスカバリー スポーツ


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 この車が選ばれたのは驚きかもしれない。ディスカバリー スポーツは総合47点、ロードテスト58点を記録した。エンジンが扱いづらく、加速が足りない、あるいは、加速しても急すぎるという報告が寄せられている。トランスミッションはぎこちなく、アクセル応答性が悪い。乗り心地は硬めで、スポーツとは名ばかりに操縦性も鈍いようだ。

高級大型SUV:キャデラック エスカレード


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 エスカレードは総合44点、ロードテスト61点を記録した。昨年に大幅なモデルチェンジを行ったが、コンシューマーレポートの評価は芳しくないようだ。この車は足回りが重く、巨体ゆえ制動性・操縦性も悪い。車内は広いが、2列目座席の快適性は劣り、3列目は窮屈だ。信頼性も平均を大きく下回っている。

ミニバン:クライスラー タウン&カントリー


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 アメリカ市場でミニバンの選択肢はそう多くないが、この車は購入候補から外したほうがいいだろう。タウン&カントリーは総合62点、ロードテスト72点を記録した。この車には良い面もあるが、それ以上に悪い面が多い。2列目座席は高さが低く、薄っぺらで、座り心地が悪い。燃費はわずか17mpg(7.2km/L)で、衝突安全性も劣る。

 今年1月、クライスラーは、この車の後継車となる「パシフィカ」を発表したが、新型では欠点をどれほど改善したのか注目だ。

グリーンカー(エコカー):三菱 i-MiEV


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 近年では、各社が販売するグリーンカーの種類も充実してきたが、同時に避けるべき車も増えた。i-MiEVは総合45点、ロードテスト35点を記録した。のろまでぎこちなく、硬い乗り心地のこの車は、コンシューマーレポート曰く、「ゴルフカートよりは少しマシ」とのことだ。薄い車体は静粛性が悪く、航続可能距離は90kmほどと、心もとないものだ。


Source & All photos by
The Worst Cars You Can Buy in Every Category ≫ AutoGuide.com News

アメリカ兄貴はi-MiEVくん嫌いなんですかね……毎回ひどい言われようだ。たくやゎテントウムシっぽくて可愛いから好き。