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 フォルクスワーゲンは昨年の忌まわしい記憶を消し去るために、電気自動車の研究開発を加速させている。しかし、直接のきっかけはディーゼル不正問題ではない。今後ますます厳しさを増す排ガス規制に対応するためには、より環境に優しい車の開発が不可欠であると、フォルクスワーゲンは以前より認識していた。

 フォルクスワーゲングループは、2025年までに、自社のハイブリッド&プラグインハイブリッド車、電気自動車の販売台数が年間100万台に到達するだろうと予測している。その第一段階として、2020年までに20台の新開発電動車を投入する予定だ。アウディは電動SUV「Q6 e-トロン」、ポルシェは電動スポーツカー「ミッションEコンセプト」を発表するなど、フォルクスワーゲン傘下の各メーカーも、電動化へ積極的な動きを見せている。

 フォルクスワーゲンの計画を支えるのは、電気自動車用の新規プラットフォーム「MEB(Modular Electric Platform)だ。エンジニアはこの基本的設計を基に、様々な形状・用途の車へ派生させることができる。最も航続距離の長いモデルは、最大で500kmに達するだろうと言われている。

 「電気自動車の需要が急増した場合、ヨーロッパにある3つの工場は、電気自動車の生産能力を2倍に拡張する用意がある」と、フォルクスワーゲンブランドの生産責任者トーマス・ウルブリッヒは、ヴォルフスブルクで開かれた報道イベント上で述べている。さらに、フォルクスワーゲンは現状でも年間7万5000台以上の電気自動車生産能力を備えていると、付け加えた。とはいえ、現在の生産能力だけでは、電気自動車への旺盛な需要に対応するのは難しいだろう。


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VW Group aims to sell 1M electrified cars annually by 2025