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 今や、ソーダボトルより小さな気筒のエンジンが、数多くの車に採用されていると聞けば、きっと驚くはずだ。車の排ガス規制は世界中で厳しさを増す一方であり、自動車メーカーは、車の性能を維持しつつも燃費を改善しなければならないという難題に挑戦している。

 「排気量に勝るものは無い」と豪語するパワー至上主義は、過去の遺物だ。市場に存在する1.6リッター以下のエンジンは様々で、排気量以上の頼もしさを感じさせるものもあれば、全く冴えないダメエンジンもある。今回は、アメリカで市販される乗用車のうち、排気量が最小級のエンジンを10基選出した。

スマート 0.9リッター3気筒ターボエンジン


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 スマート「フォーツー」の極めて小さな車体を動かすのに、強大なエンジンなど必要ない。搭載するターボエンジンは、90馬力、136Nmのトルクを発揮する。0-60mph(97km/h)加速10.1秒のこの車は、ドラッグレースでは1勝もできないだろうが、市街地走行時13.6km/L、高速道路走行時16.6km/Lの優れた燃費性能を持っている。

フォード 1.0リッター3気筒エコブーストエンジン


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 フォードが、3気筒エンジンをアメリカで初導入してから数年が経った。フォーカスやフィエスタなど、様々なフォード車にこの小型エンジンは採用されている。125馬力、170Nmのトルクを発揮し、オプションのアイドリングストップ機構を組み合わせれば、燃費は更に上昇する。フォーカスの低燃費モデルは、市街地走行時12.8km/L、高速道路走行時17.9km/Lの燃費を誇る。

三菱 1.2リッター3気筒エンジン


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 ミラージュに採用される1.2リッターエンジンは、市街地走行時15.7km/L、高速道路走行時18.7km/Lと、非常に優れた燃費性能を持つ。ハイブリッド車にも匹敵する数値だが、値段はミラージュの方がずっと安い。ただし、エンジン騒音は激しく、最高出力で75馬力、100Nmのトルクしかない。

フィアット・クライスラー・オートモービルズ 1.4リッター4気筒マルチエアターボエンジン


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 このエンジンは「フィアット500」など、フィアットの小型車を中心に採用されている。エンジンは137馬力、203Nmのトルクを発揮し、フィアット500のような小型軽量の車体に積み込めば、驚くほど軽快で力強い走りを見せてくれる。市街地走行時12.0km/L、高速道路走行時14.5km/Lと、燃費も悪くない。

ゼネラルモーターズ 1.4リッター4気筒エコテックターボエンジン


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 ゼネラルモーターズは2016年モデルのシボレー「クルーズ」にこの新開発エンジンを採用した。エンジンは155馬力、240Nmのトルクを発揮し、高速道路走行時17.0km/Lの燃費性能を持つ。

ゼネラルモーターズ 1.4リッター4気筒エコテックエンジン


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 こちらはエコテックエンジンの自然吸気版で、シボレー「スパーク」に採用される。CVTモデルでは市街地走行時12.8km/L、高速道路走行時17.4km/Lと上々の燃費だが、エンジン出力は99馬力、最大トルク127Nmと物足りなさが残る。

フォルクスワーゲン 1.4リッター4気筒ターボエンジン


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 昨年、フォルクスワーゲンはこのEA211エンジンを人気車種ジェッタに搭載した。152馬力、250Nmのトルクを発揮し、燃費は市街地走行時12.0km/L、高速道路走行時13.7km/Lだ。

ミニ 1.5リッター3気筒ターボエンジン


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 BMWのツインパワーターボ技術を搭載したこのエンジンは、WardsAutoの「2015年 10ベストエンジン」にも選ばれている。136馬力、220Nmのトルクを発揮し、燃費はマニュアルトランスミッションモデルで、市街地走行時12.0km/L、高速道路走行時13.6km/Lだ。

ホンダ 1.5リッター4気筒ターボエンジン


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 昨年、シビックに待望のターボモデルが追加された。新型シビックの評判は高く、我々AutoGuide.comも、本サイト上の企画「カーオブザイヤー」にこの車を選出している。CVTに1.5リッター4気筒ターボエンジンを組み合わせ、176馬力、220Nmのトルクを発揮する。燃費は市街地走行時13.2km/L、高速道路走行時17.9km/Lだが、発売が予定されるマニュアルトランスミッション仕様のターボモデルでは燃費に影響があるのか、注目したい。

トヨタ 1.5リッター4気筒エンジン


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 ヤリスに採用される自然吸気の1.5リッターエンジンは、108馬力、140Nmのトルクを発揮する。同排気量のシビックのエンジンと比べれば、ターボが小型エンジンにどれだけの恩恵を与えるか、見て取れるはずだ。もしヤリスの購入を考えているなら、それは走る楽しさ以外の何か、たとえば信頼性や価格を重視しての選択なのだろう。市街地走行時12.8km/L、高速道路走行時15.7km/Lを記録する優れた燃費もまた、魅力の一つだ。


Source & All photos by
Top 10 Smallest Engines Available in 2016 ≫ AutoGuide.com News


アメリカなので、軽自動車の660ccエンジンは当然ありません

この中なら、フォードのエコブーストエンジンと、シビックのターボエンジンが特に評判良いんじゃないでしょうか