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 ペットにとって理想的な車とはなんだろうか。新車を購入する際、愛犬家が確認しなければならない点は多い。

 「愛犬が年をとるにつれ、あなたの車は犬にとって優しい乗り物ではなくなってしまいます」と語るのは、PetGuide.comの編集者であり前AutoGuide.comのライター、エイミー・トキッチだ。「後部座席で老犬が横になるには広い空間が必要だし、乗り降りの際には犬用のスロープも必要になるでしょう。犬を2頭以上飼っているなら、小型車は適しません。車のリース契約の決まりや、衛生面を考えて、人間の乗る後部座席を使いたくない、と考えるドライバーもいます」

 トキッチが愛犬家にお勧めする車はハッチバックだ。「跳ね上げ式のリアハッチなら、犬が荷室に乗り降りするのは簡単。大きな窓ガラスから眺める景色も、犬にとって楽しいものになるはずです」

 トキッチの助言を元にAutoGuide.comが選び抜いた「犬に優しい車」を、愛犬家が重視すべき車の機能別に分けて紹介したい。

シートアレンジ


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ホンダ「フィット」「HR-V」

 犬は動き回るのが大好きであり、車の中でもじっとしていられない。フィットとHR-Vが搭載する「マジックシート」は、後部座席を平らに折りたたむことができ、犬が乗っても必要十分な広さを備える。さらに、座席を床下ではなく跳ね上げて収納することも可能だ。その分縦の空間が広がり、大型犬が立ち上がっても余裕のある寸法を実現する。トキッチが指摘したような、座席を犬の爪で傷つけたり、汚す心配もない。

後部座席と荷室の広さ


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フォルクスワーゲン「ティグアン」

 ティグアンの後部座席は、15cmほど後ろへ移動させることができる。大型犬でも窮屈することはないだろう。さらに、後部座席ではなく荷室へ犬を乗せる際には、「ペットバリアー」と呼ばれる、犬の飛び出し防止用の柵をオプション装備で追加することも可能だ。

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ボルボ「XC70」

 XC70はワゴンならではの広大な荷室空間を備え、ドッグゲート・ペットバリアーもオプションで装備できる。ティグアンとXC70の積載性は高く、犬用の様々な装備・グッズを乗せることが可能だ。家族揃っての外出でも重宝するだろう。「もし子犬を連れて子供のサッカーの試合を見に行くなら、ブランケットや日除けのカバーも必要になるでしょう。荷物をたくさん積めるか、というのは重要です」と、トチックは述べる。新車を購入する際には、家族や愛犬の居住性に加え、荷室の容量も考慮しなければならない。

衛生面


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ジープ「ラングラー」

 ペットは人間の子供のようなもので、車を汚してしまうのはよくあることだ。いかに車を清潔に保つかというのは、考えなければならない問題だ。

 「もし愛犬が車内で粗相をしてしまったら、布製の座席は取り換えなければならないでしょう。革製の座席ならば手入れと清掃は容易ですが、直射日光に晒されると熱を持ちやすく、特に夏場は、人も犬もやけどしないように注意が必要です」

 その点、ジープ・ラングラーの車内は水洗いすることすら可能であり、粗相であろうと、愛犬が泥だらけの足で車に乗り込もうと、何の問題もない。

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ホンダ「オデッセイ」、クライスラー「パシフィカ」

 ラングラーほど極端な車でなくとも、車載掃除機を装備するオデッセイやパシフィカならば、犬の抜け毛、土や砂程度ならば簡単に除去することが可能だ。

犬のとっての利便性と、最適な車の大きさ


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スバル「アウトバック」

 アウトバックは特にお勧めの「犬に優しい」車だ。ワゴンの積載性に加え、四輪駆動のオフロード性能を持ち、山や川へ遊びに出かける活動的なファミリーにぴったりだ。さらに、荷室の地上高が低く、小型犬や老犬でも乗り降りしやすいし、あるいは抱きかかえて乗せるのも容易だ。

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キア「フォルテ5」、ヒュンダイ「エラントラGT」

 小型ハッチバックは犬にとって理想的な車であると、トキッチは述べる。「リアハッチを開けて犬が飛び乗れば、あとは出発するだけ。最も簡単ですね」

 フォルテ5、エラントラGTの後部座席は、平らに折りたたんで収納することができる。また、材質は汚れに強く、清掃も容易だ。小型ゆえにドライバーと犬の距離が近く、やんちゃな愛犬に目を光らせておくこともできる。

 トキッチによれば、大型のハッチバックやSUVは愛犬家にとって最良の存在とは言えないそうだ。「広すぎる空間や、ペットとの距離の遠さは問題となります。ペットの姿が見えないことが、ドライバーに余計な不安感を与えてしまうのです。犬や荷物を乗せても余裕があり、かつ大きすぎない中・小型のハッチバックこそが、愛犬家にとって最も理想的な車です」

ニオイ対策


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メルセデス・ベンツ「GLC300」

 「あなたのお友達の車はいつも、濡れた犬のようなニオイがしませんか?」とトキッチは冗談交じりに言う。「きちんと清掃が行き届いていないのです。ニオイの元は特に、布類やカーペットへ付着しやすいです」

 常に犬くさい車に乗るのが嫌ならば、ベンツのGLC300を購入するといいだろう。この車には「ビルトイン・フレグランス」と呼ばれる装備がある。備え付けの香水を車内に放出し、心地良い香りで満たす機能だ。約10万kmごとに香水の補充が必要だが、費用は100ドル(約1万円)もせず、ベンツにしては良心的価格だ。クーペのC300、セダンのSクラスも同様の機能を備えるが、愛犬家が選ぶならSUVのGLC300だろう。「もし座席や荷室がニオイを吸収しやすい素材ならば、こまめな清掃が欠かせません」とトキッチは注意する。

ペット愛


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 ペットのための理想的な車作りを追求する自動車メーカーも存在する。スバルは、車が衝突した際の、ペットキャリーとケージの安全性を確認する研究を行っている。また、ボルボはドッグゲートや収納式スロープなど、犬に優しい装備を積極的に提供している。ニュージーランドでは、ミニが現地のペット愛好団体と組み、犬に運転技術を指導するイベントを行う、ということもあった(もちろん冗談だが)。



 ペット愛好家が車を選ぶ際には、十分に検討し、必要な機能をよく吟味した上で購入しなければならない。自分のお気に入りの車が、犬にとっても好ましい車だとは限らないからだ。


Source & All photos by
Top 10 Dog-Friendly Cars and Crossovers ≫ AutoGuide.com News


最後の動画可愛い

(トップ10といいつつ11台あるのは)んまぁ、そう、よくわかんなかったです