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 今年1月から5月の5ヶ月間において、スバル・オーストラリアの新車販売台数市場シェアは初めて4%に達した。この勢いを維持すれば、過去最高の年間販売台数記録更新も視野に入るだろう。

 好調な売上を支えるのは、XV、フォレスター、アウトバック(レガシィ アウトバック)のSUV3車種だ。アウトバックは月平均で約950台を販売した。前年同期の実に3倍以上にあたる大幅増だ。フォレスターは年初5ヶ月間で前年同期比32.2%増を記録した。一方、SUV以外で1~5月の前年実績を上回ったのは、唯一インプレッサのみだ。

 先日、新型レヴォーグ発売に先立ち開かれた披露会の席上で、スバル・オーストラリアの社長、ニック・シニアは次のように述べている。「今年の5月までに、スバルは1万8900台の新車を販売した。前年比で10.3%増、すなわち1769台の上乗せだ。市場全体の成長率は3.8%で、我々はその数字を上回っている。最も重要なのは、競争が激しさを増すオーストラリア市場で、スバルのシェアを2015年の3.8%から4%へ向上させたことだ。2015年は過去最高となる4万3500台を販売したが、今年も記録的な1年になると確信している」

 とはいえ、目標を達成できるかどうかは、今後の供給能力次第であるともシニアは語る。スバルは米インディアナ州の生産工場を増強したばかりだが、それでも供給は世界的需要に追いついていない。「オーストラリアに割り当てられる新車台数を増やすために、文字通り戦っている」と、シニアは苦笑交じりに話す。ほんの数台程度しか割当を増やせなかった月もあるそうだ。

 また、シニアは市場の動向についても語っている。

「注目しているのは、今年も順調にSUVが伸びていることだ。10年前、新車販売におけるSUVのシェアは、オーストラリア市場全体で18%にすぎなかった。乗用車(SUV、バン、トラック以外)は62%だ。今では、SUVの販売シェアは38%へと伸び、乗用車は41%に低下している。そして、この変化は短期間の内に起こったものだ。2005年、オーストラリアの新車販売は前年比で17%増加したが、乗用車は15%落ち込んだ。一方、SUVは127%も伸びている」

「数年前、我々は5年以内にSUVが乗用車の販売台数を追い抜くと予想した。そして、それは来年にも実現する見込みだと考えている。2017年、オーストラリアのSUV販売台数は初めて50万台の大台を突破するだろう」


Source & All photos by
Subaru to set new sales record in 2016 - motoring.com.au


スバル・オーストラリア絶好調でござるの巻
オーストラリアの大地を走らせるなら、セダンよりSUVの方が似合いそうです

供給能力はスバルの泣き所ですよね。大増産に踏みきるのではなく、設備投資は慎重に行うとスバル社長は言ってましたが、まぁその方が賢明でしょう。最近、また世界経済があやしくなってきたから、新車需要なんてあっさり吹き飛ぶ可能性はあります。それに、ほどほどの品薄感があった方が、市場価値と人気も維持できて健全です。

スバルとオーストラリアについては、以前にも書いたことがあるので、よろしければそちらもご覧ください(宣伝)
スバル・オーストラリアが抱える需要と供給の問題