オランダのカーナビゲーション会社「TomTom」は、2016年度の世界・渋滞都市ランキングを発表した。車好きなら住むのを避けるべき都市と言い換えてもいいだろう。ワースト10に選ばれたのは、人口過密が問題となっている都市が多いようだ。


10位 アメリカ ロサンゼルス


Los Angeles Traffic
 アメリカでは唯一ロサンゼルスだけがランク入りした。調査によれば、渋滞の発生しない都市と比べ、1.4倍ほど移動に時間がかかるとしている。


9位 中国 成都市


Untitled
 中国はワースト30に12都市がランク入りしている。成都市はその中でも最悪という結果だ。市の人口は1400万人、乗用車の登録台数は300万台にものぼり、慢性的な渋滞に悩まされている。2027年には、市の人口が2000万人に達すると見込まれ、交通問題はますます悪化するだろう。


8位 ブラジル レシフェ


Trânsito do Recife / Traffic at Recife
 調査によれば、レシフェの住人は年間で94時間、渋滞に時間を費やされているという。市当局は、違法駐車や各種取り締まりを厳格化すべきだ。


7位 ブラジル サルヴァドール


barra/Salvador
 ブラジルはワースト10に3都市も選出されるほど深刻だ。最も混雑する時間帯には、平常時の1.4倍以上余計な移動時間がかかると試算される。道路は迷路のように入り組み、ドライバーのマナーは極めて悪い。


6位 ルーマニア ブカレスト


Bucharest traffic
 ヨーロッパで悪評高い渋滞都市・ロンドン、パリを抜き、ルーマニアの首都・ブカレストが6位となった。市内では駐車料金が無料であるため、車が移動の手段として使われることが多い。駐車料金として5ルーマニア・レウ(約124円)程度徴収すれば、渋滞は大幅に緩和されるだろうと、報告書は指摘している。


5位 ロシア モスクワ


Daniel my brother you are older than me
 モスクワの人口は1200万人を超え、乗用車の登録台数は400万台以上だ。ドライバーのマナーは悪く、好き勝手な場所に駐車し、冬期の積雪も渋滞を悪化させる原因となっている。市内の通勤に1時間半程度かかるのは珍しくもないそうだ。


4位 ブラジル リオデジャネイロ


More Traffic
 リオデジャネイロは今年のオリンピック開催都市だ。ただでさえ交通環境は悪いうえに、大会期間中ともなれば、交通麻痺など日常茶飯事となるだろう。市内の住民は、1年に165時間も渋滞で時間を浪費している。

 2014年の調査では、渋滞による経済損失が、リオデジャネイロ市、サンパウロ市合わせて430億ドル(約4兆3500億円)にのぼると試算された。これはブラジルのGDPの約2%に相当する。


3位 トルコ イスタンブール


Afternoon Traffic
 ヨーロッパ最悪の渋滞都市はトルコのイスタンブールだ。2つの大陸を結ぶ交通の要であり、世界的な観光都市としても知られる。特に混雑しやすい時間帯は夜間だ。道路は13車線(うちバス専用に3車線)と広いものの、渋滞は慢性的な問題となっている。


2位 タイ バンコク


"Bangkok traffic"
 世界有数の観光地として著名なバンコクだが、ドライバーにとっては悪夢のような都市でもある。市内の乗用車登録台数は500万台を超え、公共交通機関と道路交通網の不足、頻繁な降雨など、幾つもの悪条件が重なっている。

 渋滞で妊婦が病院まで辿りつけない事態も想定し、市当局の警察官は助産術の基礎を訓練されるという。


1位 メキシコ メキシコシティ


Mexico City Traffic
 メキシコの首都・メキシコシティが、世界で最も混雑する都市に選ばれた。市内人口は2000万人を超える巨大首都圏だ。渋滞の発生しない都市と比べ、平均で1.6倍、最も渋滞のひどい時間帯には2倍も移動に時間がかかるとしている。市の住人は年間で219時間も損失していると、調査で報告された。


Source
Top 10 Most Traffic-Congested Cities in the World ≫ AutoGuide.com News


データは上位174都市まであるようですが、日本は1都市も選出されていません。やったぜ。