ピックアップトラックは本来実用車であり、スピードよりもパワーが優先される。大排気量のエンジンを積み、どんなに馬力があっても、加速やコーナリングは苦手だ。だが、中にはスポーツカー顔負けの運動性能を誇る車も存在する。

 今回は、静止状態から60mph(97km/h)に到達するまでの速さ、すなわち加速力に優れたピックアップトラックを10台、過去販売された車種も含め選出した。ただし、市販量産車のみの比較とするため、ヘネシー「ラム ヴェノム650R SRT-10」、シボレー「S-10 エクストリームフォース」のような特注車は除外とする。


10位 ダッジ リル・レッドエクスプレス


1
0-60mph(97km/h)=約7.0秒

 1970年代後半、米政府の導入した新安全基準・排出ガス規制によって、多くのマッスルカーが消えていった。ただし、規制は車両重量で6000ポンド(2724kg)以下の車種に限られたため、大型ピックアップトラックは難を逃れている。

 1978年から1979にかけて販売されたリル・レッドエクスプレスは、5.9リッターV8エンジンを搭載し、最高出力228馬力を発生した。


9位 シボレー シルバラードSS


2
0-60mph(97km/h)=6.3秒

 2003年に発売されたシルバラードSSは、シボレー往年の名車・454SSの流れを汲む、シルバラードの高性能仕様車だ。6.0リッターV8エンジンを搭載し、最高出力350PS、最大トルク515Nmを発生する。


8位 トヨタ タコマ・Xランナー


3
0-60mph(97km/h)=6.0秒

 トヨタの中型ピックアップトラック・タコマは、アメリカで大変人気が高く、過去販売されたグレードやモデルの種類は多岐にわたる。その中でも最速と名高いのは、2004年から2013年にかけて販売されたXランナーだ。通常モデルと比べ、0-60mph(97km/h)加速のタイムは2秒以上速い。4.0リッターV6エンジンを搭載し、最高出力239PSを発生する。


7位 フォード F-150・トレマー


4
0-60mph(97km/h)=5.8秒

 F-150は毎年アメリカで最も売れている車だ。フォードは2014年に、新たな高性能グレードとなるトレマーを発売した。F-150は他に、最上級グレードとなるラプターも存在するが、1000ポンド(454kg)ほどトレマーのほうが軽量であるため、加速に差がついたようだ。

 エンジンは3.5リッターV6ツインターボを搭載し、最高出力370PSを発生する。


6位 シボレー シルバラード1500・ハイカントリー(2015年モデル)


5
0-60mph(97km/h)=5.7秒

 シルバラード1500の最上級グレード・ハイカントリーの動力性能は強力だ。6.2リッターV8エンジンを搭載し、最高出力426PS、最大トルク624Nmを発生する。牽引力の高さも魅力だ。


5位 フォード F-150・3.5 エコブースト


6
0-60mph(97km/h)=5.6秒

 F-15Oは2015年モデルで車体を軽量なアルミニウム製に切り替え、重量で600ポンド(318kg)もの減量に成功した。当然加速力も向上している。

 搭載するのは3.5リッターV6エコブーストターボエンジンで、最高出力370PS、最大トルク624Nmを発生する。大型ピックアップトラックにしては心許ない排気量だが、ターボの恩恵で豊かなトルクを確保している。


4位 F-150・SVTライトニング


7
0-60mph(97km/h)=5.2秒

 2001年に発売されたF-150のスポーツモデル・SVTライトニングは、「電光」の名に恥じない性能を発揮した。当時、「最も速い量産ピックアップトラック」というギネス認定も受けている。V8スーパーチャージャーエンジンを搭載し、最高出力385PSを発生した。


3位 GMC サイクロン


8
0-60mph(97km/h)=4.6~5.3秒

 サイクロンは1991年に発売された。なんの変哲もない小型ピックアップトラックのように見えるが、当時「フェラーリ殺し」と呼ばれ、サーキットで恐れられた怪物である。4.3リッターV6ターボエンジンを搭載し、最高出力284PS、最大トルク488Nmを発生した。現在の基準から見ればやや物足りない数字だが、1500kgあまりの軽量な車体を動かすには十分なパワーだった。


2位 ラム SRT10


9
0-60mph(97km/h)=4.9秒

 ラムのピックアップトラックに、スーパースポーツカー・バイパーのエンジンをそのまま搭載したのがSRT10だ。8.3リッターV10エンジンは最高出力507PS、最大トルク712Nmを発生する。2003年に発売され、4位「F-150・SVTライトニング」の0-60mph(97km/h)記録を破り、ピックアップトラック最速の座に君臨した。

1位 トヨタ タンドラ・TRD スーパーチャージド


10
0-60mph(97km/h)=4.4秒

 TRD(トヨタ・レーシング・ディベロップメント)が手がけたタンドラの高性能仕様車が「TRD スーパーチャージド」だ。0-60mph(97km/h)加速は4.4秒と、スポーツカーの領域に近い。5.7リッターV8スーパーチャージャーエンジンを搭載し、最高出力511PS、最大トルク746Nmを発生する。


Source & All photos by
10 Fastest Pickup Trucks to Grace the World's Roads - Page 11


ピックアップトラックとマッスルカーはアホ(褒め言葉)っぽくて好きです。いかにもアメリカンって感じで。

けど、いくら原油安だからってこんな環境に悪い車ばっか買っちゃ、ダメだろ!(マジメ君)