重く、のろまで、スポーツ性とは程遠い乗り物。それがかつてのSUVだった。時代とともにSUV人気が高まるにつれ、多くのメーカーが市場へ参入し、熾烈な開発競争が始まった。今では、スポーツカーやスーパーカーに匹敵する性能のSUVも誕生している。

 我々「Classic and Performance Car」は、現在市販されるSUVの中でも、とりわけ性能に優れる車種を10台選出した。高性能であると同時に高価格でもあるが、もし予算が許すなら参考としてほしい。


ジープ グランドチェロキーSRT


1
最高速度=258km/h
最高出力=475PS
最大トルク=637Nm


 1974年に発売された初代チェロキーは、高性能SUVの先駆けと呼ぶべき存在だ。搭載する6.6リッターV8エンジンは最高出力218PSを発生し、当時としては最高水準の動力性能を誇った。

 それから40年あまりが経った今、チェロキーには上位車種となるグランドチェロキーも加わり、ジープを代表する基幹車種となった。SRTはグランドチェロキーの高性能グレードで、過給器をあえて搭載せず、初代からの大排気量・自然吸気エンジンの伝統を受け継いでいる。


ランドローバー レンジローバー・スポーツSVR


2
最高速度=260km/h
最高出力=550PS
最大トルク=680Nm


 レンジローバーは元々性能の高さで知られるが、上級グレード・スポーツSVRともなれば、その動力性能は圧巻だ。5.0リッターV8スーパーチャージーエンジンを搭載し、シャーシは専用設計。大柄な車体を物ともせず悪路を走破する、高い運動性が魅力だ。


メルセデス・ベンツ ML63 AMG


3
最高速度=250km/h
最高出力=525PS
最大トルク=700Nm


 メルセデス・ベンツがSUV市場に参入したのは1997年のことで、MLはその記念すべき1号車だ。2016年モデルでは、先代の6.2リッター自然吸気エンジンから、5.5リッターツインターボエンジンへと置き換えた。排気量を落としつつも、馬力・トルクともに向上させている。オプションのパフォーマンスパッケージを選べば、最高出力557PS、最大トルク760Nmへと強化することも可能だ。


BMW X5M


4
最高速度=249km/h
最高出力=575PS
最大トルク=750Nm


 初代X5は2000年に発売され、BMW初の高性能SUVとして人気を集めた。現行車の上級グレードとなるX5Mは、強力な動力性能に加え、BMWらしい軽快な操舵性も兼ね備えのが特徴だ。4.4リッターV8ツインターボエンジンを搭載し、0-62mph(100km/h)加速は4.2秒と、スポーツカーですら追いつくのは難しいかもしれない。


ポルシェ カイエン・ターボS


5
最高速度=283km/h
最高出力=570PS
最大トルク=800Nm


 ポルシェが同社初となるSUVを開発中だと報じられたとき、多くのポルシェ愛好家は反感を抱いたものだ。だが、カイエンの持つ卓越した走行性能はポルシェの名を少しも損なうことはなく、そうした疑いの目はいつしか消えていった。搭載するのは4.8リッターV8ツインターボエンジンで、0-62mph(100km/h)加速3.8秒と、SUVとは思えないほどの俊敏性を見せる。


アウディ RS Q3


6
最高速度=249km/h
最高出力=367PS
最大トルク=465Nm


 RS Q3はアウディの中型SUV最上級車種だ。単純な馬力やトルクでは、リストの10台の中で見劣るかもしれないが、0-62mph(100km/h)加速は4.8秒と、運動性能は高い。2.5リッター直列5気筒直噴ターボエンジンを搭載する。


ベントレー ベンテイガ


7
最高速度=301km/h
最高出力=608PS
最大トルク=900Nm


 ベンテイガは世界で最も高価で、最も強力なSUVだ。搭載する6.0リッターW12エンジンは莫大なパワーを絞りだし、重い車体を軽々と疾走させる。最高速度301km/hはSUVとして最速の記録だ。世界でもほんの一握りの富裕層しかこの性能を体験できないのは、残念なことである。


ジャガー Fペース


8
最高速度=250km/h
最高出力=380PS
最大トルク=460Nm


 ジャガー初となるSUVとして今年発売されたのが、このFペースだ。最上級グレードでは3.0リッターV6スーパーチャージャーエンジンを搭載し、ジャガーの名に恥じない性能を発揮する。噂では、より強力な5.0リッターV8自然吸気エンジンの投入も検討されているそうだ。


ボルボ XC90 T8・ハイブリッド


9
最高速度=249km/h
最高出力=407PS
最大トルク=640Nm


 XC90 T8の特徴は、ハイブリッドを採用することで、優れた動力性能と環境性能を両立させた点にある。また、電気モーターの瞬発的なトルクは性能面でも大いに貢献している。ボルボ車の特徴である高い安全性も魅力だ。


テスラ モデルX


10
最高速度=249km/h
最高出力=510PS
最大トルク=967Nm


 テスラが手がける電動SUV・モデルXは、電気自動車ならではの高い環境性能に加え、強力な走行性能も特筆に値する。特に、静止状態から62mph(100km/h)に3.5秒で到達する加速力は、ガソリン車やディーゼル車では味わえない、電気モーターの長所だ。


番外:ランボルギーニ LM002


11
最高速度=190km/h
最高出力=456PS
最大トルク=500Nm


 この車の存在を知る者は少ないだろう。高級・高性能SUVの歴史はLM002から始まった。1986年から1993年にかけて生産され、販売台数はわずか328台のみだ。カウンタックに搭載された5.2リッターV12エンジンを流用し、当時のSUVとしては規格外の性能を誇った。ただし、車重が2700kgもあったため、加速は著しく悪かったようだ。


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Best performance SUVs: Top 10 | Classic and Performance Car


そうそうたるメンツだ
最高速度250km/hの車が多いのは、リミッターのせいでしょうか

パワーだけならベンテイガ兄貴がぶっちぎりですね
この記事には入ってないけど、マセラティのレヴァンテもイイヨマチャミ

たくやゎカイエンが好きです
911もそうだけど、見た目可愛いのに中身は凶悪っていうギャップ萌えがああ~~たまらねえぜ。